狂犬病注射について

戦後日本では狂犬病の発症例はなく安全と言われる事があります。

本当にそうなのでしょうか・・・

 

そんな事はない。

 

トリミングサロンやペットショップなど動物を取り扱う仕事をしていると、年に一度必ず受けなければいけない研修があります。(専門家や獣医の講習を受けて帰るというもの)

そこでは毎回、狂犬病についての色々な話も聞きますが、

2年ほど前に狂犬病を発病した犬のビデオを見ました。

狂犬病は別名「恐水病」とも言われ、筋肉のけいれんなどからお水がうまく飲めなくなるそうです・・・

水を飲もうとすると むせかえり→水を恐れる、それでも喉が渇くから震えながらもまた飲もうと挑戦する→が、うまく飲めずにむせてもがき苦しむ、というのをひたすら繰り返す犬、

不安と恐怖に怯えるようにただひたすらに吠える(叫ぶ)犬、

表情がひきつりとにかく攻撃的に噛みく凶暴犬、そんな犬達の姿を目にしました。衝撃的でした。とても辛く涙が出ました。

狂犬病は人畜共通で(人にも犬にも、その他全哺乳類にうつり)発症すると致死率100%の病気です。

何もしなければ早くて10日程で命を落とします。

よく聞くのが野生のアライグマやイタチなどから伝染したり、もちろん野犬にもそのリスクはあります。

海外からのコンテナ船にそのような動物が紛れ込み、国内で発見される事は毎年あるそうです。

日本では今現在確認されていませんが、もしそのような海外からの動物達が狂犬病ウイルスを持ち込み、日本国内で人やペットなどに噛みつき感染した場合、或いはそれが管理しづらい野生動物にウイルスをうつした場合、そこから急速に広がる可能性もあります。

そうなるとパンデミックが起こり得る恐ろしい状況です。

・・・こんな事を言うと 大げさに恐怖心をあおって と思われるかもしれませんが、現実にそれはいつ起こっても不思議ではないという事をもっと知って頂きたいです。

 

台湾でも日本同様に戦後50年以上狂犬病は見つかっていないと言われてきましたが、

とうとう数年前に狂犬病での死者が出て日本から狂犬病予防薬がなくなるという事態が起こりました。日本は島国で安全性が高いと言われていますが予防の意識があるのとないのとでは大違いです。世界をみても(小さな島国を除けば)狂犬病の被害が出ていないのは日本とイギリスぐらいと言われています。

中には「狂犬病は まぁ大丈夫ですよ・・」と言われる獣医さんもいらっしゃるようですが、接種に関して健康上の問題がないのであれば、しっかり毎年の予防接種を受けて下さい。

それが飼い主としての義務でありモラルであると思います。

 

 

 

 

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